洛東の地、山科は、三方を美しい緑の山々に囲まれた小さな盆地で、その中央を流れる幾すじもの川には、野鳥や蛍が飛び交う自然豊かなまちです。

また、古くから奈良や滋賀につながる交通の要衝であるとともに、天智天皇陵や毘沙門堂、勧修寺、隨心院など、歴史に彩られた多くの名所、旧跡があります。
人形浄瑠璃や歌舞伎『仮名手本忠臣蔵〜九段目山科閑居の場』で有名なように、大石内蔵助が討ち入りまでの間、隠棲した地でもあり、山科には義士にまつわる史跡が多く残っています。
毎年、12月14日には、「山科義士まつり」が開催され、討ち入り装束に身を固めた区民の皆様による義士隊四十七士の行列がまちを練り歩きます。また、コース途中の京都市東部文化会館で、「刃傷松の廊下」や「連判状改め」、「討ち入り」などのパフォーマンスが披露されます。
京都の年末の風物詩、「山科義士まつり」に、あたたかいご声援を!